私がFXをやってみて思ったことを述べます
なぜ、FXをやろうかというきっかけですが、手っ取り早くお金が稼げそうなイメージがあったからです。
少ない金額でも、レバレッジをかけると何倍もの金額で取引ができるというのも魅力に感じているような部分でもあるからです。
FXの取引市場は週末以外は、ほぼ24時間おこなわれているので、株などの取引きとは違い、夜中だろうがなんだろうが好きな時間にできるという点もです。
この取引をあつかっているFX業者ではいろいろなサービスをやってくれていて、そのなかでもスプレッド競争が激しくて、各社がしのぎを削ってサービス競争をやっているというのはお客さんにとってはありがたいところですがいま考えると、これは胴元をやると、お客よりももっと儲かる仕組みなのだということなのです。
胴元は、売買するときに発生する手数料で儲けているので、実際お客が儲けても損をしても胴元にお金がはいってくるので、笑いがとまらないのです。
常識として、株の取引きでも儲かっている人の割合は1〜2割くらいしかいなくて、あとの8〜9割は損をしている人達といわれていて、FXもしかりなのだと思いました。
しかも株よりも取引きの量が膨大なので24時間中ひんぱんに売買し続けていると、そうとうな手数料がはいってくることになるからなのです。
冷静になってみるとこれにハマるという事は、業者にそうとう貢献してきたのだなと思うことです。
さらにその時は自分がアツくなってしまって、まわりが見えなくなっていたということです。
このアツくなるというのは、どういう時にそうなるのかというと、おそらく、たいてい負けている時ではないかと思うのですが…一種のギャンブルの状態といえるでしょう。
ちなみに私が取引きをしたプラットフォームは、FXの世界では知らない人はいないといわれているMT4というものです。
この特徴はEAといって自動売買ができる機能を備えていることです。
でも、これはさすがにリアル口座では運用する気にはなれませんでした。
いきなり自分のお金では嫌だったので、デモ口座のほうでテストしてみたら、予想どおり芳しくなかったのです。
しかし、自分の裁量でこの取引をするにしても、扱いのしやすさもアダになってしまったようなところがあると思います。
実に便利なので利用者が多いのか、業者の方もこのMT4をとり入れているところがかなりあります。
相手の戦略にみごとはめられてしまいました。
始めるにあたっては、FXの基礎知識的なところはそれなりに勉強をしたつもりなのですが、やっていくうちに少しずつ、かけ離れていってしまったように思えます。
さらにいけないことは、本来なら少し損失がでている程度ならば、良しとして手を引いて様子を見るべきなのに、ギャンブル状態になっていたらしく、さらに手を出すという悪循環におちいってしまい、あげくの果てレバレッジを高くしてまで元をとりかえさなくては、というマネをしてしまいました。
さすがに損失のケタが上がって、その時点でようやく手を引くという苦い経験をしました。
株などの取引きにおける格言をみてみますと、実にたくさんの言葉があり、この世界にかかわる人たちは常に心の葛藤をかかえながら、仕事にたずさわっているのだと思いました。
このようなことがあったので、いまではMT4のデモ口座のほうで相場感を養う程度にとどめ、自分のお金を使うようなヘタな事は一切しなくなりました。
離れてしまうと心がふっ切れて、やめてよかったなと思っています。