FX画像

FXにおける楽しい記憶、辛い記憶

およそ5年前に始めたFXではあるが、さらにその前には自分は外貨預金をやっていた。
そのときはニュージーランド・ドルを5千通貨であったろうか、買ってホールドした記憶がある。
それからしばらくして、その外貨預金で円安となりさらに高金利であったことから、なかなかの利益が出たことが自分がFXに手を出す契機となったのであった。
なにしろ自分はそれまで銀行といえば日本円での普通預金と定期預金くらいしか経験が無かった。
この外貨預金での元手の少なさのわりに大きな利益を享受したことで、初めて自分は投資の道へと足を踏み入れたことになる。
そしてFX会社に口座を開設して相場に向き合うこととなった。
しかし今にして思うと、あえてFXに手を出さずとも外貨預金で高金利通貨をホールドし続けていれば、その後自分が味わうことになる苦難を避けられたかもしれない。
口座に入れたのは30万円だった。
当初は売りの概念もよくわからなかった記憶がある。
最初の1ヶ月くらいはビギナーズラックというか、オーストラリア・ドルやニュージーランド・ドルの買いで勝ちまくることができた。
たしか比較的短期の取引だったと記憶している。
口座は40万円くらいにまで増えたはずだ。
しかしそれからポンド円の取引で地獄を見ることとなった。
なにしろちょっと2〜3万通貨買っただけで、あっという間にマイナス5万円、6万円となっていく様子を目の当たりにしたからだ。
あわてて決済した自分、ここで初めてFX取引の怖さを思い知らされることになった。
ただこの時はまだ、指標に注目していなかった。
そこが失敗だった。
ポンド円での失敗はその後も続き、確かポンド円だけで20万円くらいはやられているはずである。
そのためポンド円には手を出さないこととした。
それでもオセアニア通貨ではその損失を埋め合わすだけの利益をあげることができた。
これが取引を始めてから半年までの結果であった。
他にもいろいろと通貨を買ってみたが、得られた利益はそこまで大きなものではなかった。
それからは本を読んでもう少し為替を勉強することにした。
トレードスタイルについても試行錯誤を始めたのはこの頃であった。
指標スキャルピングなども始めたのは1年くらい経ったころであろう。
しかしこの頃から長期のトレードでも短期のトレードでもなかなか利益をあげられない、という状況に陥った。
やはりリスクに対する恐怖というものが大きいのかもしれない。
しかし利益がそこまで出なくても、税務署への申告といった面では楽だったかもしれない。
そうして2年も経つうちに通貨ペアの選び方、チャートの見方などは見につくようになったと思う。
やはり継続は大切なのだ。
それと損切りは徹底するということだ。
この為替というのは経験が重要であるのはいうまでもないことだ。
自分はデモトレードから入るべきだったかもしれない。
確かにいきなりリアルのトレードをするというのは、為替を甘く見すぎていた。
今でこそ取引回数はぐっと減ったものの気になる通貨ペアはチェックしているし、指標トレードや窓埋めトレードまでもやるように心がけている。
いつ大きなチャンスがあるかわからないからだ。
絶対にそれを逃してはならないのである。

Copyright(C) 2010 投資初心者.com All Rights Reserved.