FXで重要なテクニカル分析の基本的な知識
FX取引では、外国為替市場の方向性を見極める技術を身につけ取引に臨む事が重要です。
FX取引を始めた当初は、この市場の方向性を理解せず、手頃な価格帯でポジションを建ててしまうという計画性のないトレードを繰り返していました。
その結果、現行の市場の方向性とは逆の方向のポジションを建ててしまったり、利益確定のタイミングが早すぎ利益を伸ばせないなど効率の悪いトレードを繰り返していました。
しかしながら、テクニカル分析の学習をはじめ、このテクニカル指標に沿った計画性のあるトレードを行うようになってからは、大きな収益を上げることが出来るようになりました。
ここではこれまで学んだテクニカル分析の重要性を踏まえ、テクニカル分析の基本的な知識についてお話致します。
先ず最初に、これまでのFXトレードの経験から、テクニカル分析の中でもトレンドラインは最も重要なものだと確信しています。
このトレンドラインは市場の大きな方向性の判断をする際に役立つもので、チャート上の価格の頂上や、底を結んだ直線で表示します。
基本的にトレンドラインは、上昇トレンドでは複数の価格の底、下降トレンドでは複数の価格の頂上を結びます。
上昇相場の場合では、価格をサポートしているラインでの跳ね返しが買いのチャンスで、抵抗線の近辺が利益確定のタイミングとなります。
又、このトレンドラインを価格が割り込んでくると、これまで継続していた大きな方向性が転換する可能性が高くなります。
それ故に、このトレンドラインによる現行の市場の方向性の判断が重要になるのです。
次に、FX取引で重要なテクニカル分析には移動平均線もあります。
これは最も基本的なテクニカル指標であり、市場の方向性の判断となる指標であると共に、的確な売買タイミングもつかむ事の出来る便利な指標です。
移動平均線は一定の期間の終値の平均の値を視覚的に見やすくしたテクニカル指標です。
移動平均線はその期間のとり方によって、市場の波動の捉え方が異なります。
基本的に、短期的な市場の波動を見極める際には、期間が短い移動平均線を用いて市場の動向を判断します。
又、長期的な市場のトレンドを判断する際には、期間の長い移動平均線を使用する事になります。
そして、この移動平均線で短期と長期の移動平均線が交差したポイントは、ポジションを建てる最適なタイミングとなります。
下から短期移動平均線が。
上昇中の長期移動平均線を突き抜けるポイントは、買いのポジションを建てる最適なタイミングとなります。
又、上から短期移動平均線が、下降途中の長期移動平均線を突き抜けるポイントは、売りのポジションを建てるタイミングとして活用できます。
これら移動平均線による売買タイミングを捉える技術を習得してから、市場の方向性の判断に正確さが増し、的確なチャートポイントでポジションを建てる事が出来るようになりました。
そして、この移動平均線の傾きを分析することで、相場の強気や弱気の勢いの状態や、転換点となる可能性の高いポイントも認識する事ができるようになったため、効率の良いトレードが出来るようになっています。
このようにテクニカル分析の基本的な知識には、このようなポイントがあります。